【レビュー】手軽にパーティション操作が可能なフリーソフト MiniTool Partition Wizard 無料版 11

今回のレビューの経緯

MiniTool(MiniTool® Software Ltd.)から依頼を受けまして、「MiniTool Partition Wizard 無料版」のレビューをさせて頂きます。 無料版なので、皆さんも手軽にお使い頂けると思います。 特に、HDDからSSDに移行する人や、購入したPCで勝手にパーティションが切られていて、OSが入ったまま操作した人など… この手のパーティション管理系のソフトはいつの時代も需要があります。

レビューの観点

以下2点を主軸にレビューさせて頂きます。

機能性

本ソフトウェアの機能。 特にパーティション管理をメインにレビューしたいと思います。 ※とにかく機能が多いため、全ての機能をレビューすると非常に長い記事になってしまいます…。 ディスクのベンチマークからデータ復元まで、ボリュームに対するあらゆる機能を有しています。

操作性

初心者でも操作するにあたって問題がないか? あったとしたら、操作する際に注意する点をレビューします。

MiniTool Partition Wizardとは?

パーティション管理ソフトです。

パーティションとは?

HDDの記憶領域を論理的に分割することを指します。 パーティション1がCドライブ、パーティション2がDドライブ、みたいな分け方が主流です。 他にも、リカバリー用の領域としてパーティションが切られている事もよくあります。 これらを管理するソフトウェアです。 例えば、

  • リカバリーディスクを作ったので、HDDのリカバリー領域を消したい
  • Cドライブの容量が残り少ないので、Dドライブの容量を使いたい

などの用途が考えられますね。

レビュー本編

今回使用するHDD

WDの大昔のHDDの160GB。 使っていなかったので、パーティションなど自由に変更できます。

主要な機能について

当ソフトは、機能が多すぎるため、よく使われると思われる機能に絞ってレビューさせて頂きます。 やはり、当ソフトのメイン機能は「パーティションの管理」だと思うので、 メニューから「ディスク&パーティションの管理」を選択します。 ※後から気付いたのですが、普通にアプリケーションの実行で起動しても、同様のメニュー画面へ遷移可能です。 あくまでショートカット的位置付けのようです。

パーティションのリサイズ

①対象のディスクを選択します。 ②パーティションの移動/サイズ変更を選択します。 赤枠の箇所で、自由に既存のパーティションサイズを変更し、OKを押してダイアログを閉じます。 ①対象のディスクのパーティション容量が変更されています。 ②適用を押下して、変更を適用します。 少し待てば、変更が適用されました。 必要な操作の手数も少なく、直感的だったと思います。

パーティションの作成

次は、パーティションのサイズ変更で空いた領域に、新規パーティションを作成したいと思います。 ①未割り当ての領域を選択 ②パーティションの作成 各項目を設定してOK。 適用を押せば、新しいパーティションのできあがり。

パーティションの削除

①対象のパーティションを選択して ②パーティションの削除を押す 対象のパーティションが未割り当てになった事を確認し、適用を押せば削除されます。 ※同じ流れで、ディスクごと選択すれば、「ディスクの抹消」や「全てのパーティションの削除」を行うことができます。  

SSD/HDD引っ越し

偶然、記事を書いている最中にSSDをお引越しする事になったので、当ツールを使って引っ越してみます。 ①今回引っ越しする対象のSSDです。 ②「ディスクのコピー」を押下します。 次へ。 コピー元のディスクを選択して次へ。 コピー先のディスクを選択して次へ。 サイズが異なる場合、自動で調整してくれるようです。 次へ。 これで設定完了なようです。 最後に、設定を適用します。 今すぐ再起動を押します。 そうすると、再起動後にCドライブのコピーがCUIで始まります。 しばらく放置するとコピーが完了して、PCが立ち上がってきます。 これで引っ越し作業は終了です。 SSDをSATA等に差し替えて、BIOSの起動順序を変更すればOK。  

操作性について

良かったところ

とにかく直感的に操作できる。

使い方をWEBで検索なんかしなくても、直感的に操作ができます。 日本語も標準でサポートされていて、訳も特に違和感はありません。 正直、無料でこのクオリティだとは思っていませんでした。

ホットスワップに対応(自動)

ディスクの抜き差しに敏感です。 すぐにリロードして使える状態にしてくれます。

機能が多い

とりあえず入れておけば、ボリュームに対する操作は一通りできます。 もうCUIのコマンドをググる事はありません。 データが入ったままゴリゴリ弄れます。

最後に

無料で、日本語化されていて、ディスクに対する操作が一通りできる素晴らしいソフトだと思います。 よくSSD入れ替えや、ディスクの初期化をする機会があるのですが、このソフトを常用していこうと思いました。 僕と同じように、ディスクの管理や初期化等を頻繁にする方に非常におすすめです。 また、SSDの引っ越し作業も簡単にできたので、OS移行ツールとしても有用です。 SSDにもし引っ越しソフトが付いていなかったら、MiniTool Partition Wizardは選択肢の一つになると思います。 それでは!