【ESXiでFreeNas】HDDを交換する方法【RAID-Z】

前置き

みなさん、ESXiライフはどうでしょうか?
Kixiは停電など、自宅サーバーへの洗礼を受けて、少しずつメンタル面で強くなっております。
まだUPSは設置しません。サーバーは3Fだし(UPS重い)、大したコンテンツは無いし、暇も無いので…。
以前みたいに、型落ちUPSが1000円とかで転がってたら買うかもしれません。
さて、自宅にサーバーを立てている人の何割かは、NASとして使っている事と思います。
その中でも、VMWare ESXi でFreeNasを運用している人をターゲットにメモを書かせて頂きます。

VMWare ESXiとは?

VMware ESXi(以前のESX)は、VMware が仮想コンピュータを導入して提供するために開発したエンタープライズクラスのハイパーバイザである。 同製品は OS が不要で、ハードウエアにインストールして動かせる独立したハイパーバイザで、いわゆるアプリケーションではない。ESX とは Elastic Sky X の略であり、ESXi は Elastic Sky X integrated の略である。
@Wikipedia

これ以上の説明はできません。
仮想化用の専用OSだと思っていただければ大丈夫です。

FreeNasとは?

FreeNAS(フリーナズ または フリーナス)は、PCでNAS(ネットワークアタッチトストレージ)を構築することに特化したUnix系システム(FreeBSDディストリビューション)である。BSDライセンス下で配布されている。
@Wikipedia

Wikipediaに乗っていますね。
NAS4Freeも似たようなものですが、どちらが良いかは自分で検索してみてください。

前提

今回は、実際に故障した訳ではないので、ESXiを使ってHDDが故障した場合をシミュレートしてみます。
HDDは3TB x6台。
RAID-Z1 (1台の故障のみOK)
交換前のディスクは、ESXiのフォーマットですが、交換後はRDMで設定します。

交換手順

同じ手順を試してみたい方は必ずボリュームの健康状態に気をつけてください。
RAID-Z1で、1台死んだ状態で行うと、トドメを刺すことになります。

HDDをFreeNASを入れたVMから切り離す。


FreeNasのVMのタブを押して、右クリック。

①対象の✕を押して削除状態にする
②保存を押下

ディスクがデタッチされた的なメッセージがFreeNasのコンソールに出てきます。

WEB上からも確認できます。
①FreeNasの通知エリア
②ボリュームのステータスの対象ディスク

HDDを削除


削除前に、対象のディスクのエクステントIDを控えておきます。
(キャプチャを撮り忘れたので、別IDのHDDのものを載せています)

対象のディスクを削除します。

HDDを交換する

通常、HDDの故障であれば、ここで正常品に交換を行います。
今回はスルーします。

HDDをRDMモードでマウント

ESXiのSSHを有効にする

ホスト→右クリック→サービス→SSH有効化

SSHで接続し、RDMの設定をします。


コマンド例)
vmkfstools -z /vmfs/devices/disks/t10.「エクステントID」 /vmfs/volumes/datastore1/rdm/3TB_5.vmdk
「datastore1/rdm/」フォルダは、予め作っておきました。
WEBコンソールから新規フォルダ作成でOKですし、別にどこでも大丈夫です。

HDDをFreeNasを入れたVMに接続


「設定の編集」「ハードディスクの追加」→「既存のハードディスク」

さっきコマンドで作成したvmdkファイルを選択。

選択後、保存。

コンソールを見ると、自動で読み込まれる。

FreeNasのWebコンソールからディスクリプレース


①ストレージ押下
②対象のボリューム押下
③ボリュームのステータスボタン押下

④ONLINE以外のボリューム選択
⑤replaceボタン押下

交換可能なディスクが選択できるので、交換対象のものを選択し、
ディスク交換ボタンを押す。

下記エラーが出た場合

Disk is not clear, partitions or ZFS labels were found.
Disk is not clear, partitions or ZFS labels were found.
ディスクがフォーマットされていませんけど?
みたいなエラーです。

「ストレージ」→「ディスクの表示」→「Wipe」から初期化できます。
初期化後、同様の手順でディスクのreplaceをしてみてください。
以上で、交換作業は終わりです。

最後に

これがめんどくさいと思う人は、RAID-Zなんか手動で組まずに、そこらへんのパッケージで売ってるNASでも買ってください。
故障時にもたつかないように、一度はこの手順をやってみる事をおすすめします。
それでは!