MacBook Pro 2021 14インチ レビュー

MacBook Pro 2021 14インチ を購入しました!

MacBook Pro 2021 14インチ 降ろしモデル

これと同じモデルです。

Kixiは貧しくてどうしようもないので、27万のPCをそのまま買えません。
フリマアプリで、割引クーポンを含めて16万円台にて保証期間中のものを購入しました。

以下、14インチのMacBookをあえて購入した理由を記載していきます。

MacBook Pro 2021 14インチのメリット

MacBook Proのラインには、13インチも併売されています。
持ち運びを考えるのであれば、13インチのM1か、今ならM2MacBookProも選択肢に入ってくると思います。

性能面

M1の1.5倍程度の性能があること。=長く使えそうであること。
また、Windowsを仮想環境で動かそうと考えていたので、降ろしの一番安いモデルでもメモリ容量16GBが保証されているのは購入しやすさに繋がりました。

液晶が広い

液晶画面が13インチと比べて格段に広くなっています。
それまで13インチのMacBookProを使っていたのですが、全く別物の広さです。
のっち部分の切り欠きも、基本メニューを表示するエリアなのであまり気になりません。

SDカードスロット

Kixiは一眼カメラを持ち歩きます。
MacBookPro 2015までは、SDカードスロットがついていて、そのまま刺すことができましたが、MacBookPro 2016からはType-Cの端子のみになってしまいました。

SDカード用のUSB変換を持ち歩けば良いだけなのですが、まあまあ嵩張る上に利用頻度はそこまで多くなく、忘れることもしばしばありました。

本体に内蔵していれば、忘れる心配はありません。

サイズが丁度良い

MacBookPro 13インチとほぼ同じ運用方法ができます。
16インチだと、持ち運びにはあまり向かないのと、従来のMacBookProのようなサイズ毎の性能差もありません。

性能も同じで、サイズが小さくなる、液晶は従来より広くなるのであれば、16インチの優位性がより小さくなります。

重さも、13インチよりは若干重く感じますし、筐体も大きく感じますが、リュックに入れてしまえば一緒です。

MacBook Pro 2021 14インチのデメリット

値段が高い

円安の影響で、大幅に値段が上がりました。
MacBook Pro 2021 14インチ 降ろしモデルであれば

価格改定前 23万9800円
価格改定後 27万4800円

これほど価格が上がってしまえば、購入を躊躇うユーザーも多いと思います。

時期が悪い

2021年モデルは、今年の秋で販売から2年が経過します。
古いモデルに27万も払うか…といったジレンマもあるかと思います。

また、法人向けに大量購入時、在庫処分の割引をしている…との話もあり、常に最新を求めるユーザーにとっては時期が悪いと言えそうです。

MacBook Pro 14インチ 実際に使ってみて

体感性能など

スペックに不足はありません。
大した使い方はしていませんが、今のところどのような用途であっても重いと感じることはありません。

MACネイティブで使う分には、今のところ大きな不具合や使えない機能などはありません。

思った以上に、世間はARM版MAC向けにアプリを調整してくれているようです。

VMware経由でWindows11 ARMを使用してみて

VMWare経由でWindows11 ARMを入れてみましたが、かなり快適に動きます。
32bit版のExcel等も入れてみましたが、エミュレートした上で快適に動作します。

IISやVisualStudioもスムーズに動作しました。
(IISに関しては、64か32、いずれかで動作しているようでした)

Intel MacでできていたBootCampこそ出来なくなりましたが、VMWare上でARM版Windowsを動かして、32bitや64bitのWindowsアプリをエミュレートして実行しても、
これほどの性能であれば快適に動くようです。

つまり、一番懸念していたWindowsの互換性に関しては、かなりのレベルで解消されています。
ただし64bitのエミュレートは動作しないものもまだありました。

Vmware Windows11 ARM 動作イメージ

※あくまで、Kixiが触った主観です。

動作環境 アプリ種別 動作可否
Macネイティヴ ARMアプリ
旧 Intel版アプリ ○ (ほぼ全て動作)
Vmware Windows11ARM   ARMアプリ
32bitアプリ
64bitアプリ △ (一部動作しない)

Windows・MAC共に、初回起動時はエミュレータによる変換が掛かるので、若干遅いです。
2度目からは高速です。

もしVmware上のWindowsで動作させたいアプリケーションが重いものであれば、ARM版が出るのを待ったほうが良いかもしれません。
32bitの壁で、使用可能なメモリに上限があると思われます。

注意:仮想環境のメモリ割り当てについて

本体のメモリが16GBは無いと、仮想でWindowsはきついです。

MacBook Pro 2021 14インチであれば、最小容量が16GBなので問題ありませんが、
13インチなど、8GBメモリが最小展開されているM2などでは、仮想環境は快適とは言えません。

仮想でWindowsを使う場合、メモリの容量は要確認です。
8GBの場合、
カスタマイズでメモリをアップグレードして購入してください。

※購入後の増設はできません。

スピーカーの音について

14インチ MacBook Proには、6スピーカーが搭載されています。
体感、低音はかなり出ていると思います。

ただし、15、16インチのMacBookと比べると、若干音質が悪いように感じます。
筐体のサイズによって、音の響きが異なるようです。

このサイズのPCにしては、ありえないくらい低音が聞こえます。

キータッチについて

打鍵感は良好です。
が、キーボード保護シートみたいなものをつけると、途端に打鍵感が悪くなります。

キーボードに保護シートを挟む予定の人は、覚悟しておいてください。
最終的に多くの人は剥がして使うのでは…と思います。

現在使用中のアクセサリ等

最終的に、以下に落ち着きました。

本体のカバー

暗い緑にしています。
様々な色が展開されておりますので、みなさん好きな色を買えば良いと思います。

最初はクリアカバーにしていたのですが、すぐに傷だらけになってしまったので、マットなカバーにしました。

これについてきたキーボードカバーは、まだ打鍵感がマシな方でした。
キーボードバックライトは透けないのでご注意ください。

また、ディスプレイの保護フィルムも付いてきましたが未使用です。
※以下のフィルムを使っています。

ディスプレイ保護フィルム (アンチグレア)

MACの液晶はグレアで非常に美しいのですが、Kixiは作業用として使います。
長時間文字を打つような使い方をするのであれば、ノングレアのフィルムを貼りましょう。(持論)

上記のフィルムは、貼りやすくて入った気泡も自動で抜けました。
見え方も、ノングレアで反射がかなり抑えられていて、快適に作業ができます。オススメです。

持ち運び用のケース

今までのMacは適当なケースに入れて運用していたのですが、今回のMacは16万超え。
専用の衝撃吸収可能なケースを買いました。

下記本体カバーをつけていてもスムーズに入ります。

内部も、衝撃吸収材が全面を覆っており、角部分まで手厚く保護されていました。

ただし、ハードケースではないため、曲がるような力の加わり方をした場合はダメージが行く可能性があります。
ハードケースは重く、幅も取ってしまうため、このあたりはトレードオフだと思います。

外部ストレージ(持ち運び用外付けSSD)

以下を組み合わせて、USB Type-cの小さい外付けSSDを作りました。
万が一長期の旅行等でデータが内蔵の512GBで足りなくなるような場合は、こちらに退避させる運用を想定しています。

SSD本体

1TBのSSDを選びました。
外付けケースの上限(10Gbps)があるので、速度は重視せず容量あたりの価格で選んでいます。

外付けケース

工具も要らず、簡単にSSDを交換できます。
サイズもかなり小さく、軽い割に、金属筐体で高級感もありオススメです。

※NVMEのSSDにしか対応していないので注意

最後に

久々に良い買い物をしたと思います。が、用途を考えると、M2のMacbook Airでも十分だったと思います。
ただし、メモリを16GB(個人的最低ライン)、SSDを500GBにしようとすると、限りなくMacBook Pro 14インチ M1 Proへ価格が近付きます。
中古であれば、ほぼ同じ値段かむしろ安く…降ろしのMacbook Pro 14が買えてしまうので、このあたりはもう好みの問題かな、と思います。
※ちなみに、MacBook Air M2を、メモリ16GBにカスタマイズすると22万円になります。

Windowsを使いたいがために、IntelMacに拘っていた人々。
ARMで、かなりカバーできるようになっていたので、そろそろ乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。

それでは。