α9初代 買いました
経緯
つい先日まで使っていたα7iiですが、購入してそこそこ(5年近く)経つのと
バッテリーの持ち、AF速度や正確性をもっと上げたい思いがあり、カメラを買い替えました。
α7 iiiやα7 riiiを買うのも良かったのですが、α7 iiiとほぼ同じ価格で旧世代のフラッグシップα9が買えそうだったので、そちらを選択しました。
Kixiがやりがちな買い方なのですが、数年前の高級機を買って、最新の普及価格帯のカメラは避ける傾向にあります。
理由は以下に述べます。
α9にした理由
理由①:カメラの作りが良い
α7系と、α9ではカメラの作りが違います。
なぜなら、値段が全く違うから。
α9は、発売当初50万円した高級機。
プロが使う過酷な環境を想定して開発されています。
特に連写を意識した機種なので、
スポーツ撮影や野鳥撮影など、過酷な環境での使用も想定されているはず。
シャッター耐久回数が50万回なのもフラッグシップ感があるのですが、
当機種のメイン機能、ブラックアウトフリーの電子シャッターではメカシャッターを一切使いませんので、実際の耐久性はもっとあると思います。
つまり、頑丈で長く使えるカメラとして、α7シリーズよりもα9を選択しました。
理由②:高画素は不要
α7 riiiは4240万画素、α7 rⅳは、6100万画素。
超高画素ですが、いずれの画素数も今のメディアやコンテンツでは不要だと考えます。
少なくとも、アマチュアが撮影して、せいぜい4Kモニタで鑑賞する程度であればどう考えてもオーバースペックです。
α9の2420万画素で十分すぎますし、データサイズ的にも扱いやすいです。
これが例えば、ポスターへ印刷するなど引き伸ばして使うのであれば、画素数は多ければ多いほど良いと思います。
理由③:ダイヤルが多い
物理ダイヤルが多いほうが、直感的に操作しやすいです。
α7シリーズは、絞り優先(AV)、シャッター速度優先(SV)などはダイヤルが用意されていました。
(画像右側のダイヤルと同様)
α9シリーズからは、上記撮影モードのダイヤル+連射モード(Low~High)や、AFモード(AF-C、AF-Sなど)の切り替えができるダイアルがついています。
(画像左側のダイヤル)
これで、直感的にモードを切り替えつつスムーズに撮影ができますね。
また、これはα7 iiから増えていて嬉しかった操作系なのですが、背面にスティックがついています。
今までは、非常に操作しづらかったAFポイントの切り替えも、こちらで簡単に行えます。
各ダイヤルにロック機構がついているのもプロっぽいですね。
特にα7 iiでダイヤルがずれたことはありませんが…。
理由④:コストパフォーマンスが高い
今回いくらで買ったかはあえて伏せますが(個人売買のため…相場よりはかなり安く買えたと思います)
現在、α7 iiiやα7 ⅳ、またα9 iiや、α1が出てきたため、α9初代の価格がかなり下がってきています。
しかし、スペックとしては大きくは変わりません。
なんなら、α7 iiiよりも未だにAFのスペックは上だと言われております。
また、α9系にだけ許されたブラックアウトフリーの電子シャッターは唯一無二です。
ブラックアウトフリーの電子シャッターを使いたければ、以下の機種を買うしかありません。
機種 | 定価 | 中古相場(2022) |
α9 | 50万程度 | 15万~25万円程度 |
α9 ii | 55万程度 | 30万~40万円程度 |
α1 | 90万程度 | 70万~80万円程度 |
ちなみに、α9とα9iiは、その価格差ほどの差は無いと言われております。
コスパが良い、AF性能が高い機種がほしい人は、α9初代おすすめです。
作例
正直、撮れる絵はα7 iiと変わりません。
どちらかというと、撮影が楽になる、歩み止まりが上がる…など、撮影時に効いてくる機能が進化した感じです。
絵だけで言うと、α7初代、α7iiの機種を買ったほうがコスパが良いでしょう。
今回、家の周りをスナップ撮影したので、その写真を貼っておきます。
機材
カメラ:α9 初代
レンズ:FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS
ソニー SONY ズームレンズ FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS Eマウント35mmフルサイズ対応 SEL2870
α7のキットレンズ。
レビューは酷評ですが、気軽に持ち出せるスナップレンズとしては優秀です。
写りはいたって平凡なので、頭を使って撮影しないとコンデジっぽい写真を量産します。
写真
猫写真
動物瞳AFが便利すぎます。
基本ジャスピンです。
目周辺 拡大
風景・マクロ
28mm F3.5周辺で、被写体に寄ればそこそこボケます。
APSCのF2程度の単焦点レベルにはボケるのではないでしょうか。
逆にこのレンズ、広角で普通に撮るとコンデジのように写りますので、考えながら撮影すると良いと思います。
鳥(鳩)
動体に強いとのことだったので、飛んでる鳩を撮影しました。
28-70なので、全然寄れなかったのですが、鳩程度であれば余裕すぎます。
プロはカワセミとかを超望遠ですっぱ抜くので、キットレンズで出てきた絵は全然参考にならないとは思いますが、鳥撮影にも十分使えると思います。
最後に
発売されてから4年経つカメラですが、未だに第一線で使えるスペックを備えていると思います。
コストパフォーマンスとAF性能に優れたフルサイズミラーレスをお探しの方は、是非ご検討ください。
それでは!