【プリウス30】燃費を伸ばす運転方法まとめ【28km/Lに届かず…】

プリウス30の燃費と運転技術

プリウスに乗り始めてそろそろ一年が経とうとしています。
一番最初に、練馬区から葛飾区までプリウスを持って帰ってきたときの燃費は「18km/L」でした。

トヨタのハイブリットに慣れていない人が、通常の車と同じように運転するとおそらくこのくらいになるのでは…と思います。

今回は、Kixiが一年間プリウス30(前期)に乗って得た「燃費どケチ運転技術」を伝授したいと思います。

前提

プリウス30 前期

Kixiが乗っているプリウスは、30型の前期。
発売されて10年落ちくらいの、ボロプリウスです。

グレードは、一番燃費によろしくない、Gツーリングセレクションレザーパッケージ。
→タイヤは17インチで、他のツーリングセレクション以外(15インチ)より燃費は落ちます。

とにかく、燃費スペシャルとはかけ離れた仕様なので、思ったより燃費が稼げないのはお許し願いたいです。

実燃費

プリウス30 前期 メーター 燃費 27.9km/L

27.9km/L

頑張って引っ張ってこれくらいでした。

これ以上を達成しようと思うと、周りに迷惑をかける運転をする事になりそうなので、Kixiが「前提」の車で達成できる燃費の水準は28km/L前後だと思われます。

Kixi流 燃費向上方法

エコモード固定

別に、ノーマルでも良いのですが、もしエアコン等をつけるのであれば、エコモード一択です。
エコモードはエアコンの効きを弱めにコントロールする等、各所を省電力にしてくれるようです。

つまり、ハイブリットバッテリーの消費を抑えられるため、よりガソリンを使わずに燃費を稼げます。

走り出しはモーターで引っ張る

最低でも20km/h
可能であれば30km/hまではモーターで引っ張りましょう。

ハンドルの「disp」ボタンで下記表示に切り替えて、
赤枠(メーターの半分)の範囲でアクセルを踏むと、エンジンを始動せずにモーター走行できます。

もちろん、周りの交通の流れに乗れる範囲で。
難しければ15km/hくらいから半分以上踏み込んでエンジンを始動させるなど、臨機応変に。
ただし、可能な限りモーターで引っ張ることは意識してみてください。

プリウス30 メーター モーター走行エリア

とにかく、停止状態からの加速でエンジンを使うと効率が悪いです。
低速の加速はモーターを使いましょう。

滑空速度まで、エンジンで一気に加速

エンジン始動後、だらだらと加速はしません。
赤枠の範囲で、なるべく早く加速して、滑空へ繋げます。

プリウス30 前期 エンジン始動エリア

→PWRの範囲にはなるべく入れないように。
PWRは、効率度外視でエネルギーを取り出すエリアです。

ただし、一瞬使う程度であれば大きく燃費に影響しません。
例えば、ちょっと追い越したくて踏むなど…。
通常の流れにのる加速時には使わない方が燃費的には良いです。

滑空する

プリウスシリーズは、滑空という「アクセルを絶妙な範囲で踏む」事によってモーターもエンジンも使わずにニュートラルのような状態で慣性だけで進む事ができます。

下記画像の赤枠の範囲におさめてください。

プリウス30前期 メーター 滑空エリア

収めるというか…もう範囲ではなく点ですね…。
アクセルワークを極めてCHGにも右側にも出てこないようにしてください。

滑空中は、ガソリンもバッテリーも消費しないのに走行距離を稼げるため、プリウス(というかTHS機構)では、燃費を稼ぐ代表的な手法です。
ちなみに、充電するよりも慣性エネルギーのまま車体を進めた方が圧倒的に効率が良いので、ブレーキ&再加速よりも滑空を使っていきましょう。

具体的な滑空の使い方

前車と車間距離を十分に取って、交通の流れよりも+5km/h~10km/hまで速度を乗せた状態で滑空します。
滑空中は、ほんの少しずつ速度が落ちてきますので、周りに迷惑がかからない程度まで滑空したら、

①HVバッテリーが余っている場合は、半分まで踏み込んでモーターで加速
②HVバッテリーがあまり無い(4メモリ以下)の場合は半分以上踏み込んで、充電しながらエンジンで加速

①と②は、バッテリーの充電状況を見て判断してください。

プリウス30 メーター バッテリーインジケータ

加速後、また滑空して、速度が落ちたら、①or②の繰り返しです。

停車時

信号などで停車するときは、なるべく回生ブレーキを有効に使います。
その際は、CHG領域以上マイナスにバーが行かないようにしてください。

プリウス30 メーター CHG チャージエリア

このCHGがマックスになる=回生ブレーキの制動力ではブレーキングできなくなった場合→通常のディスクブレーキが作動します。
せっかくのエネルギーを熱で捨てる事になってしまうので、なるべく早めにCHGエリア内で止まれるレベルで調整しながら停車してください。

また、細かくチャージの量を切り替えるよりも、一定のCHGを掛け続ける方が取り出せるエネルギーは大きいと思われます。
(加速と減速を細かく切り替えると、インバーターのスイッチングが大量に発生すると想定します)

ただし、あまりに早くブレーキを掛けても、経験上チャージされずらいです。
停車位置を意識してCHG枠内でいい感じに止まれる所まで滑空してから、CHG範囲内できれいにブレーキをかけるとチャージの効率が良い気がします。

最後に

HVのどケチ運転は中々奥が深いです。

例えば、信号で止まるか進むか。
エネルギー損失の観点でより早く判断する必要があります。

  • 急停車は危険なだけではなく、ディスクブレーキが作動してエネルギー損失に繋がります。
  • 信号に間に合うように無理に加速すると、PWRエリアに入って逆に燃料を消費してエネルギー損失に繋がります。
    など…

このあたりを早め早めに判断して、ドケチ運転を極めてください。

ゲーム感覚で運転する事で、長距離運転の眠気防止や、何かエコな事をした気分にしてくれるので、
THSのハイブリットシリーズに乗っている方は、ぜひ試してみてください。

煽られても責任はとりません。

それでは。

おすすめ

このゴミ箱便利です。
※プリウスは、センターコンソール下のスペースが小物置き場になっているため、ゴミ箱を置けません。