映画「カメラを止めるな!」は超低予算映画の新しい形【感想】

「カメラを止めるな!」

カメラを止めるな! 感想 レビュー
まずそのキャッチーなタイトルに目が惹かれます。
現代社会で、より身近で密接に関係するようになったカメラ。このタイトルに惹かれる人はかなりいらっしゃると思います。
タイトルだけ聞いた時は、映画「SCOOP!」みたいな話かと思いましたが、結論から言うと全く違います。
今回は、やたら人気が出ていたのと、このタイトルが気になりすぎて劇場まで見に行きました。
本作はネタバレによるダメージが非常に大きいので、
1ページ目はネタバレなし。2ページ目からネタバレありで感想を書かせて頂きます。

「カメラを止めるな」とは

カメラを止めるな!』(カメラをとめるな!)は2017年製作、公開の日本映画監督&俳優養成スクール・ENBUゼミナールの《シネマプロジェクト》第7弾作品。2017年11月に先行公開。その後、国内及び海外の映画賞を数々受賞[5]し、2018年6月に日本国内で凱旋上映を行った。監督・上田慎一郎にとっては初の劇場長編作品[6]
@Wikipedia

実は、有名な映画監督が有名な俳優を使ったような映画ではなく、俳優の専門学校が企画した作品です。
当然驚くほど低予算(300万円)で、当時の来場者予定数は5000人だったそうです。

ネタバレなし感想

ネタバレしないよう気を使って書きます。

ストーリーについて

「37分間のワンカット」撮影した部分がキーとなる話ではありますが、「37分間のワンカット」には理由があります。
ワンカット部分だけで言うと、確かに異例の長回しですが、専門学校生の卒業制作で出来の良いものかな?みたいなレベルです。
しかし、それをどう料理するのかが、本作の見どころです。
途中少しだれる所もありましたが、概ね良かったと思います。
…ネタバレ要素が多くて何も言えませんね…
ただの「ゾンビ映画」ではありませんでした。

映像について

チープです。
しかし、それが味になっています。あえてそう撮った所もありそうです。
パニック映画でもあるので、映像に酔う人も出るかもしれません。

演技について

正直、素晴らしいと思いました。
前半「ん?」みたいな所もありましたが、その理由が後々分かります。
無名の俳優達でしたが、それぞれのキャラクターの強烈すぎる個性を上手く演じていたと思います。

ネタバレなしまとめ

という事で、ネタバレ無しで書こうとすると、何も言えませんね…。
本作がフォーカスしているのは、「恐怖・パニックが主軸におかれたゾンビ映画」では無いので、怖いのが苦手な人でも、子供が居る家族連れでも安心して見に行くことができると思います。