smc PENTAX-DA 40mm F2.8 Limited
PENTAXの魅力は、個性的な単焦点レンズにあると誰かが言った。
まずこの質感をご覧頂きたい。
アルミ削り出しのレンズ本体と、金属のレンズフード。
レンズ奥に見えるのは9枚羽根の絞り機構。 そしてレンズ外周のLimitedの文字。
PENTAXの単焦点レンズは、美しく、そして機能美に溢れている。 特に描写に拘ったLimitedシリーズは格別なのです。
スペック
主なスペックは下記の通り。
35mm判換算 | 61mm |
構成枚数 | 4群5枚 |
絞り | F2.8 ~ F22 |
最短撮影距離 | 0.4m |
最大撮影倍率 | 0.13倍 |
フィルター径 | 49mm or 30.5mm |
最大径 x 長さ | 63mm x 15mm |
質量 | 90g |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
レンズの長さは、なんと15mm。
カメラから15mmだけ飛び出すような形になります。 (レンズを取り付けた図は、以降もPENTAX MXを使用します)
使い勝手
35mm換算61mmの画角。 難しいと感じる人も居れば、使いやすいと感じる人も居る、二極化する画角だと思います。
撮りやすい!
個人的に撮りやすいと思う使い方。 標準より若干狭い画角は、ポートレートや、切り取るスタイルのスナップ撮影に向いています。 ポートレートでの縦撮影は中々強いと思います。 スナップで建物や自然をパリッと撮りたい場合は最適です。
撮りづらい…
その最短撮影距離(40cm)から、テーブルフォトや、マクロ的な使い方には向きません。
広い範囲を写したい場合も、まあ単焦点レンズなんでどうしようも無いです。
コミケなど、人が大勢居たり、室内のイベントで後ろに下がれない場合は、腰上のポートレートに絞るなど運用方法が限定されやすい画角でもあります。
DAレンズ(デジタル専用レンズ)ですが、フィルムと同じ35mmのイメージサークルを持っています。 今年発売したPENTAXのフルサイズ一眼レフ「K-1」に付けても一応ケラれる事なく撮影可能です。
携帯性
見ての通りかなり薄いので、カメラに付けても全然かさばらない。
PENTAXはフランジバックが長いので、レンズがドカンと飛び出る場合が多いのですが、「smc PENTAX-DA 40mm F2.8 Limited」だと殆ど出っ張らないばかりか、K-30などちょっと頭が大きい一眼に付けると、リーゼントの方が長くなってしまうくらいの小ささです。
高価なレンズキャップとの愛称にも納得の薄さ、小ささです。
フジツボ型のレンズフードを外すと、49mmの汎用レンズキャップが取り付けられます。
キャップを付けてもいいですし、フジツボフードだとキャップ無しでの運用でも問題無さそうですね。
描写
結構きれいだと思います。 この薄さ、小ささで、これだけ描写してくれたら満足です。 このレンズの苦手とする、テーブルフォトライクな撮影を。
これ以上寄るのはシンドイです。 机の料理を引きで撮る分には問題なさそうですね。
まとめ
・重い、大きいレンズを持ち歩きたくない人。
・手軽にスナップが撮りたい人。
・質感が良く、撮っていて楽しいレンズが欲しい人。
・描写の良い単焦点レンズが欲しい人。 色んな人にオススメできるレンズです。 実は、既に生産終了しているレンズで、現在の流通分がなくなれば中古市場となるでしょう。
HDコーティングは高いし、XSは質感が~という方は、無くなる前に是非!
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中古だとかなり安いです。 それでは!