はじめに
みなさん今まで一度は「レンズを分解したいなぁ」と思った事があるかと存じます。
一生に一度か二度は必ずそういった欲求にぶつかるかと思いますが、しかし人生に一度か二度のために、レンズ分解用の特殊工具を揃えるのはもったいない。
そんな皆様のために、100円ショップのアイテムを2つ使ってカニ目レンチもどきを作ってみました。
実際にレンズを分解可能な事まで確認済なので、ご安心ください。
PENTAX Super-Takumar 55mm F1.8
今回犠牲になってもらうレンズ。
後玉の周辺にうっすらカビっぽいものが見えていて、分解欲を常に刺激し続ける、精神衛生上よくないレンズとなっていました。
100円均一ショップで揃えるもの
コンパス
カニ目レンチの代用になりそうな筆頭です。
必要なものは以上です。 ※家にある精密ドライバーなどが必要になります。
無ければ、追加で購入してください。その場合、合計300円の出費となります。
100均カニ目レンチの作り方
コンパスを袋から出します。
大事に出してください。
2本とも分解します。
ネジ一本外せば簡単に分解可能です。 力強く分解します。
同じ足同士くっつけます。
左がレンズ外し用に便利なマイナスドライバー二刀流カニ目。
右は、小さいものを精密に回す際に便利な先細りカニ目。
※ドライバーは既にある想定です。
マイナスドライバー2本(サイズは少しくらい違ってもOKなので、持っていない人は100円均一で5、6本入りのを一つ買ってください。
実際に分解してみた。
普通に回したら外れました。
コツは、根本を持つこと。
コンパスの又はあまり強くないため、幅を固定しているくらいの認識で、根本を溝に固定してグイっと回すイメージです。
レンズの清掃は、台所用洗剤と、綿棒があれば十分です。
綿棒に台所用の中性洗剤を付けてレンズの汚れている箇所を拭くだけです。
洗剤と水で拭いた後は、乾いた綿棒で拭き跡が目立たなくなるまで拭いて、レンズを元に戻します。
今回は後玉の分解清掃でしたが、前玉は椅子のゴム足(これも100均)で外せるとの事です。
※「Super-Takumar 55mm F1.8」の場合、ゴム足は3.6cmのものが丁度いいようです。
まとめ
特殊工具などなくても、工夫次第でレンズは分解清掃できます。
カビだらけの眠っているレンズなど、駄目元で掃除してみるとまた生き返るレンズもあるかと思います。
ただし、高いレンズにこのようなやり方で分解を行うのは非常にリスキーです。
ハードオフで500円で買ったカビレンズ~みたいな、失っても苦しくないレンズを使って遊んでみてください。
※この値段なら普通に買っても良い気がします…
それでは!