はじめに
妻に誘われて、アリスソフトのオフラインイベント「アリスソフト35周年記念展」へ行きました。
今まで多くの原画展やアニメイベントには足を運んできましたが、アダルトゲームメーカーのイベントへ足を運ぶのは初めてのことです。
秋葉原のUDXイベント会場で、
・2Fのイベントスペース全て
・4Fの展示場
を使った、大規模なオフラインイベントで、現存するアダルトゲームメーカーでここまで体力があるのは、アリスソフトやKey、Leafあたりだけかもしれません。
こんなイベントは中々無いことだと思いますので、記録に残しておこうと思います。
アリスソフトとは
アリスソフト (ALICESOFT) は、大阪市北区天満に本社を置く、株式会社チャンピオンソフトのアダルトゲームブランド。
アダルトゲームの創生期から存在し現存している数少ないブランドの一つで、1980年代はパソコンショップ高知 (PSK) やジャストなどと共に業界を盛り上げた。1990年代には「東のエルフ、西のアリス」と謳われたほどに[4]、アダルトゲーム業界およびその流通分野の中でも特別視された。@Wikipedia
と言うことで、2000年代最盛を極めたアダルトゲーム界隈では、非常に有名なブランドで、
有名どころでは、「ランスシリーズ」「闘神都市シリーズ」「超昂シリーズ」などのヒット作を打ち出してきた、老舗メーカー。
ゲームシステムが独特で、文字を読んで選択肢を選んでいく従来型のアドベンチャー・ノベルゲームとは異なり、
育成RPGやSLGなどを積極的にリリースしており、そのゲーム性などが高く評価されています。
私も、学生時代に戦国ランスのパンダに国を攻めらて何度ゲームオーバーしたか分かりません。
最近のおすすめは「ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう」
アリスソフト35周年記念展 見どころ
勢揃い
展示から伺える、35年の歴史
35年間も続いてきたメーカーである事がよく分かります。
とにかく歴史が深く、かなりの数の原画や設定資料、メモなどがアナログで残っています。
アニメの原画を見る事は今まで結構ある方でしたが、エロゲCGの原画を見たことはありませんでした。
とにかく線が綺麗で、芸術品としてクリエイターが命を削って作っていた様子が窺い知れました。
※当時はPCのスペックが高くないからか、昔のものは明らかにアナログで原画を描いている様子が見受けられました。
近年の原画ももちろん展示されており、個人的には魚介先生のドーナドーナキャラが拝めて大変有意義でした。
著名なクリエイター陣からの寄贈色紙
様々なイラストレーターから色紙が寄贈されておりました。
声優さんの生アフレコ
UDXの音響が素晴らしいからか、ステージに居なくても内容が聞こえていました。
演技も、さすがプロだな…と思うレベルで、展示を見ながらつい聞きいってしました。
いつ売っていたのか謎 希少なグッズ展示
いつ売られていたのか、どこで売られていたのか謎なグッズがたくさん展示されていました。
欲しくても入手性はゼロだと思いますが、ただただ歴史に圧倒されます。
どこへ着ていけばいいか分からないパーカー達
いつの、なんのノベルティか不明の、大悪司の皿。
何を乗せるのか。
他に類を見ないアダルト原画の展示(大量)
こちらでモザイクを掛けさせて頂きました。
モザイク率を見て頂ければ、どれだけ素晴らしい展示だったかが分かると思います。
この密度で、ひたすら原画の展示が続きます。
※この壁が、何度も折り返しで展示されており、ここだけでじっくり見れば1時間は潰せるくらいのボリュームでした。
撮った写真を見返したのですが、まともに掲載できそうなものは1枚もありませんでした。
心よりお詫び申し上げます。
個人的には、4Fのこの展示がアリスソフト35周年記念展のメインコンテンツだったと思います。
アリスソフト35周年記念展 気になったところ
実際にイベントに参加して気になったことを書きます。
織音ライブドローイングが過酷
ランスシリーズ等の原画を勤めている、織音のライブドローイングがありましたが、
見るためには、オッサン等でギチギチになった状態で、硬い床に座らされ、長時間その場に留まる必要がありました。
個人的には、デジタルでモニターに写すのであれば、
もう少しスペースを取って椅子を用意したりしてもらえると良かったかもしれません。
また、すぐ隣で生アフレコのライブステージがあったのですが、
同じ空間でスピーカーが近かったので、オリオンが喋っている内容が全く聞こえませんでした。
描き終わるまでは到底耐えられず、数分で離脱しました。
スタッフの練度がもう一歩だった
コミケやライブのスタッフがいかに訓練されているかが分かりました。
とにかく、効率が悪く見えます。
例えば、物販の列は外にあるのですが、その事がわからず一度4Fまで行って、展示を見終わってから案内されて移動が増えたり、
逆に誰も物販の待機列に並んでいない(外での待機0人)のに、外の待機場でスタッフだけ4人残って突っ立っていたり…
列を縮めるために詰めさせようとするのは分かりますが、オジ(エロゲーマー)達をくっつけてもテトリスのように消えてはくれません。お互い不快になるだけです。
この辺りの動線や、スタッフの立ち回りはまだまだ改善の余地があるとは思いました。
まとめ
アリスソフトが今回UDXでオフラインイベントを開催したことは、個人的には嬉しく思います。
これで、衰退しつつあるアダルトゲームに興味を持ってくれる人が増えれば、こんなに素晴らしい事はありません。
最近だと、16bitセンセーションなどアニメで取り上げられる事もあり、認知度が上がっているアダルトゲーム。
きちんとエリア分けして、健全で不健全なコンテンツとして、今後も残り続けてほしいと願います。
それでは。
妻に感想を聞いてみた
コンテンツを一気に振り返ることができて感動!絵の展示、グッズの展示など本当に充実していました。
ユーザーの中のそれぞれのアリスソフトのイメージに寄り添う、懐の広いイベントだったと思います。
ただ、4階でやっているボックスの中で胸を触る催し?のノリは正直…(エプロンめくりはやりました)。男性はああいうのが楽しいのかな?と思いましたが、男性諸氏にもウケているようには見えなかったので、そこは運営側とのノリの差があったかなと思います。
原画を見て、これやってなかったけどプレイしたいなと思うゲームもあったので、展示してくださって本当に感謝です。
これからも性別関係なくアリスソフトを応援しています!謙信ちゃんと菊千代は永遠!
現在FANZAではアリスソフト35周年記念でゲームが安くなっていますのでチェックしてみてはいかがでしょうか。
以上です。