Technics sl-1200 mk3dを貰った経緯
会社の人が引っ越すタイミングで、使っていないレコードプレーヤー(DJ用のターンテーブル)を貰ってきました。
話を聞くと、前職でDJをしていたらしいのですが、紆余曲折があってレコードプレーヤー1台とミキサーだけ家に転がっているようでした。
(紆余曲折が非常に気になりましたが、そもそも謎の経歴の人物なので深くは聞きませんでした)
Technics sl-1200 mk3d とは
Wikipediaより
トルクの強さ(回転の安定性及びスクラッチ、手で止めるなどに向く)、堅牢(耐久)性、レコード再生後の立ちあがりの速さ(0.7秒)、±8%、±16%(±16%は、SL-1200MK5G、SL-1200GLDモデルおよびSL-1200GAE以降の機種のみ)のピッチコントロール(ミックスにおけるリズムキープのための調整)、ストップブレーキの減速度つまり停止までの時間が調整できるなどの特徴により、世界中のクラブ・ディスコで使われているアナログレコードターンテーブル機材である。またSL-1200MK7では逆回転の機能があらたに加わった。
こんな感じの、DJ御用達の頑丈なターンテーブルです。
アホほどスクラッチしても正常に回転し続けるため、その耐久性や回転の正確性などからピュアオーディオとして使用するケースも多々あります。
sl-1200シリーズは、普通にLPプレイヤーとして使うにしても、基礎性能が高いのでおすすめです。
最新機種は、Technics sl-1200MK7。未だにバージョンアップし続ける息の長い機種です。
https://youtube.com/watch?v=ib07nEeZRQY
Technics sl-1200 mk3d レビュー
基本的な機能について
「レコードを再生する」といった基本性能に全振りした機種です。
一定の速度を維持して回転する。
スムーズに回転。電磁ブレーキを使った停止など。
便利機能について
全くありません。
針が落としやすいようにライトがつくくらいでしょうか…。
そもそもDJ用として開発されたので、こちらが操作する前提になっています。
レコードが最後まで行っても、停止しないので無限に回り続けます。
音質について
カートリッジによるとは思いますが、下手に圧縮されたデジタル音源より音質は良いです。
確かに、ノイズが入る事はあるのですが、想像していたレコードの音質とは全く違いました。
何か、アナログ特有の圧みたいなものがあります。
それが、CDの周波数を超える、可聴域外の音のせいなのか、再生機器によるものなのかは分かりませんが…。
針は、最初から「D1507DJ」みたいなのが付いていたので、それで聞いています。
カードリッジはTechnicsの標準のものが付いているっぽいです。
その他視聴環境
フォノイコライザー
一緒に貰ってきたDJ用のミキサー「SH-DJ1200」をフォノイコライザーとして使っています。
クロスフェーダーが死んでいたので、分解して修理しました。
(あの線の細さを手でやらせるのはおかしい…)
オーディオアンプ
ヤマハのRX-V579を使っています。
スピーカー
左右スピーカーは、KENWOODのデカ目のブックシェルフスピーカーです。
これ、木製キャビネットで結構大きく、更にサランネット部分が金属製で高級感があります。
高校生の頃、ハードオフで2000円くらいでコンポ付きで買いました。
多分、20~25年くらい前のものだと思いますが、全然現役です。
探したら、過去記事に写真がありました。
2012年…。
昔の高級コンポについているスピーカーは、ゴミみたいな値段で売られている割に品質は良いのでおすすめです。
逆に、アンプやコンポ本体などは経年劣化ですぐ死ぬし修理もできないので、新しいものを買ったほうがよいでしょう。
最後に
今レコードブームが来ているとの事で、新しい盤もたくさん出ています。
宇多田ヒカルのOne Last Kiss。
シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇の主題歌。2021年9月発売です。
他にも、椎名林檎やくるり、Suchmosなどもレコードの新盤を出しています。
今や、レコードで聞くのは古い曲だけではありません。
(古い曲は、逆に安価で中古ショップでたくさん買えます)
レコードは、ゆっくり音楽と向き合う時間がほしい人にはおすすめです。
コロナ渦で、お家時間を丁寧に過ごしたい人は、是非買ってみてください。
それでは。