WORLD END ECONOMiCA episode.2。
その出だしは前作のエンディングから4年経過した月面都市。
ハガナを失った主人公は、右手と動かない片足を引きずりながらなんとか生きていました。
20になった彼は、株からは足を洗い、役所で働きながら通信制の大学に通う日々。
4年前からずっと自己嫌悪と罪悪感に苛まれ続けてきました。
彼が最後に手を握る事のできなかった少女、ハガナ。
彼女が月面に売られ、必死に逃げ出して来た教会。
その教会の危機を救えなかった。それどころかみんなで集めたお金を全て失ってしまった時のダメージは未だに強く彼を苛みます。
-250%の世界。
今作には、ハガナは一切出て来ません。
彼女はどこへ行ってしまったのか。
「取り返しのつかない事を取り返す」
そんな事がOPに書いてありましたが、今回ハガナが戻ってくる事はありませんでした。
というか、彼女に関する僅かなヒントすら与えられません。
ヒロインは、ハガナの教え子だったクリスと今回新しく登場するエレノアという少女。
クリスは大手の大学に就学。
ハガナから受け継いだ数学と持ち前の頭脳で魅力的なヒロインに進化していました。
エレノアは、伝統ある家系の跡継ぎ。
そして、「取り返しの付かない事」をなんとかしようとしている張本人です。
主人公は、エレノアに誘われ足を洗った筈の投資の世界に舞い戻ります。
しかし、今回は個人のトレーダーとしてではなく、むしろ探偵のような役回りの事をします。
主人公を陥れたバートンは、エレノアも陥れていました。
彼が居る企業を調べる。
今回の話はこれを軸に進んでいきます。
簡単に言うと、主人公の立ち直りと、Epsode3への繋ぎ。
これがEpsode2の役割ですね。
Epsode1のような派手なエンディングでも無いですし、終わった時には何も解決していません。
むしろ、かなり追い詰められた状態でエンディングを迎えます。
しかし、彼は今回は間違えずにすんだ。
失いそうだったものを辛うじて繋ぎ止める事ができた。
彼が4年で成長した所はきっとそこに集約されているのだと思います。
ついに次は最終部ですね。
Epsode3では、Epsode2で何一つ回収されなかった伏線を一気に回収するらしいです。
ハガナはどうなったのか。
何故月面都市にする必要があったのか。
タイトルの意味は。
全て明かされる第三部はもうここまできたらプレイする他ありません。
エレノアがかわいすぎる