KOTO CASHが、知らない間にハードフォークに成功していました。
Kotoはハードフォーク(HF)しました!
2018/8/4 ブロック高335600にて無事HFしたことをお知らせします。
引き続きKotoをお楽しみ下さい。
Koto made a hard fork (HF)!
We will inform you that HF has been successfully passed in the past hight of block 335600.
Continue to enjoy Koto.
— Koto(official) (@KotoOfficial) August 4, 2018
KOTO CASHとは?
比較的新しい仮想通貨で、2017年12月に生まれました。
発足した2日後くらいからマイニングを初めていたので、2万弱くらいのKOTO保有者となっています。
(もうマイニングはしていません)
KOTO CASHの特徴
国産通貨で唯一の、Zcashクローンの仮想通貨です。
Zcashクローンという事は、匿名性の高い通貨である事が伺えます。
ゼロ知識証明を使った、安全性の高い取引が可能となっています。
なぜ仮想通貨に匿名性が必要なのか?
仮想通貨の匿名性は、犯罪の観点からもあまり好まれないような意見を見かけます。
そもそも仮想通貨はなぜ匿名ではないのか。
それは、すべての取引を見張るブロックチェーンの仕組み上、コインはどこから生まれ、どこへ行くのかが記録されているためです。
それを辿っていれば、特定のアドレスの残高がばれてしまいます。
つまり、残高が多いアドレスを辿り、そこが攻撃対象になる可能性もあります。
逆に、NEMなど非匿名通貨で、アドレスにモザイク(マーク)を付ける機能などがある場合も、結局盗んだ犯人は捕まっていません。
匿名性は、悪用しようとする人からするとtorを経由したり、アドレスを分散させたり、身分証明の要らない海外の取引所で取引すれば良いだけの話で、通貨の匿名性の高さというよりかは、仮想通貨を使う人のセキュリティ意識等の方が重要だと思います。
KOTO CASH の凄惨な歴史
KOTO CASHほど取引所に恵まれなかった仮想通貨は珍しいでしょう。
1.jamBTCが閉鎖
当初、唯一KOTO CASHが取引可能だった取引所です。
2018年3月26日に突然サイトが閉鎖しました。
預けていた人は、全ての通貨を失いました。
2.EXVO.ioが閉鎖
jamBTCが閉鎖した後、また海外の取引所「EXVO.io」へ上場しました。
しかし、2018年5月14日、またしてもGOXしました。
当然、預けていた人は全ての通貨を失いました。
続けざまに唯一の取引所がGOXする事態に、KOTOユーザーは辟易していたと思います。
3.開発者が音沙汰なし
これから盛り上がっていく〜みたいな流れの時に、開発者と連絡がつかなくなりました。
現在は有志で運営していますが、人員が足りないようです。
現在、運営の業務がキャパシティを超えてしまい
今後の運営に支障をきたす状態になっていますKotoの運営として、本問題の解決するためにDesk TeamとDesk Moderator、Core-Devの公募を行います
以下フォームより業務内容をご確認いただけます
ご応募お待ちしております!https://t.co/ywVcGK9ANJ— Koto(official) (@KotoOfficial) July 17, 2018
現状を踏まえたKOTO CASHについて
非常に見所があった国産コインですが、その歩んできた歴史はかなり悲惨です。
しかし、KOTO CASHは別のコインとの差別化がされています。
仮に運が悪いとしても、他のコインとは違う、KOTOCASHとしての価値を持てる技術的な要素はあります。
例えば、技術的にHFが可能な運営が存在し、
※このHF自体が、開発者と連絡が取れなくなったから行われたように見えますが…
Zcashクローンという、匿名性が非常に高いコインを真似て、更にハッシュアルゴリズムをCPU寄りのものに変えるなど、
他の国産コインとは一線を画すると思います。
個人的に、KOTOにはこの逆境の中で頑張ってほしいと思います。
PS. KOTO CASHロストしました。
多分2万KOTOくらいGOXしました。
HFに気付かず、ウォレットが古いままHFを過ぎていました…
さようなら…2万KOTO…