購入してしばらく経ちますので、レビューを書いていこうかと思います。
基本スペック
長々と書きたかったのですが、面倒ですので他のタブレットやNexus7 (2012)と差別化されている部分を簡単に説明しようと思います。
解像度 1920×1200
7インチタブレットの中では恐らく最高スペックの解像度では無いでしょうか。
AndroidはApple製品に叶わないと思っていた液晶ですが、ここまで綺麗になれば、近くで見比べないと不満なんて出ません。
今使っているPCのディスプレイが1920×1080のFullHDですので、7インチの中にこれよりも大きな解像度が収まっていると思うとこの綺麗さにも納得がいきますね。
携帯機器の液晶画面はここらへんで頭打ちかもしれません。
というか、これ以上目が細かくなっても実用的では無いでしょう。
それに対応したメディアがほとんど無いし、体感もそこまで大きく変わらないと思います。
プロセッサ SnapDragon S4 Pro (APQ8064)
何年か前までは、携帯機器で4コアCPUが使われるとは思っていませんでした。
消費電力との兼ね合いが技術的に難航すると思っていたからです。
その予想を裏切って、Android携帯やNexus7(2012)で4コアが使われるようになり、比較的当然のように使われている4コアCPUですが、 Nexus7(2013)は(2012)に比べて1.8倍の性能アップを実現しています。
もちろん、バッテリーの持ち等はそこまで変わらないのですが、同じくらいの消費電力で1.8倍の性能を実現しており、その間一年しか経っていないのです。
PC用CPUの性能は頭打ち感が凄いのに、モバイルAPUはもの凄い速度で進化していってますね。
何より大きいのは、こういったモバイル機器だと、CPU性能で体感が大きく変わる所。
RAM(メモリ) 2GB
Androidタブレット=1GBみたいな不文律を崩してくれました。
メモリはあればある程いいものです。
マルチタスクや重いゲーム等に威力を発揮すると思われます。
GPU Adreno 320
2012と比べると4倍の性能アップらしいですが、解像度が2.4倍くらいになっているのでそのまま4倍の体感性能アップという訳でもなさそうです。
ゲームをする人にとっては、ありがたいスペックアップではないでしょうか。
スピーカー
本体裏三箇所にスピーカーを埋め込む事によって、縦持ちでも横持ちでもステレオ再生が可能になりました。
Kindleが評価されている内蔵スピーカーの音質ですが、こういった痒い所に手が届く機能性向上の方が地味にありがたいかもしれません。
全体的に
2012モデルに比べてバッテリーの容量が減ったにも関わらず、連続使用時間が伸びています。
BluetoothやWifi、GPS等、中華PADでは省かれがちな機能も当然付いています。
又、軽く、薄く、背面カメラを実装したり、使うか良くわからないワイヤレス充電に対応していたりします。
当然、価格は2012とくらべて1万円くらい上がっていますが、その価値はあるかと思います。
最後に
今個人的に期待しているのは、Ubuntuデスクトップ版とのデュアルブートですね。
上書きインストールは既にツール等が公式から配布されている状態ですが、AndroidOSとのデュアルブートの方法が確立されていません。
重さ300g台のタブレットの中に、デスクトップの環境がそのまま入る。
タブレットとして使いやすいOSにもシームレスに切り替えられる。
そうなる事を夢見て、本日は筆を置こうかと思います。