ｓｅｉｋｏ ｔｙｐｅⅡ
1969年に販売されたオールドクォーツです。
亡くなった祖父の物を10年程前に頂きました。
買ってすぐに電池を抜いて保管していた様で、ほとんど新品の状態で出てきまして、時計屋で電池を入れてもらったらそのまま動きました。
45年も前の時計なのに、誤差は30秒/年程。
半世紀もの間、時を刻まずに眠っていた時計がようやく動き出した瞬間。
それは奇しくも、祖父の命が止まってからの事でした。
当時の日本製品は非常に高クオリティで、最近買ったものだと言っても通りそうなくらい美しいです。
海外からの輸入に頼りきっている今、電池を入れれば半世紀後でも変わらず動く工業製品が一体どれだけあるでしょうか。
こういった物が、技術が、無くなっていくのが残念で仕方ありません。
それでも僕は海外製品を買い続けます。
安いので。
この時代にあえて自動巻き時計とか
すごい欲しい。
